ゼロ「おかえり、カレン」紅月カレン「うん……ただいま」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/15(金) 23:27:44.20 ID:OH3iAZ/LO
「む……そろそろだな」

ルルーシュの顔つきが変わった。臨戦態勢だ。

「ルルーシュ、頼みがある」
「なんだ、こんな時に」
「私を好きだと言え」

我ながら、なんて命令だとは思う。
それでも理性が本能を上回った。
好意を口にしながら脱糞して欲しかった。

「……それに何の意味がある?」
「意味なんてないさ」

ただ好きだとひとこと言って欲しいだけ。
そこには何ひとつとして意味や理由はない。
それだけで良かった。それだけが欲しかった。

「ルルーシュ、私を好きだと言え」
「口が裂けてもお断りだな」
「なんだ、童貞坊やにはハードルが高いか?」

まるで互いに睨みつけるが如く見つめ合って、グリグリと額と鼻先を擦り付ける。

「安い挑発だな。その手には乗らん」
「言ってくれたら、キスをしてやろう」

褒美を口にすると、彼の目の色が変わった。

「さあ、言え。言うんだ、ルルーシュ!」
「……魔女め」
「ふふふっ。お前は本当に……私好みの男だよ」

悔しげなルルーシュの顔が堪らなく愛おしい。


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