明くる日の魔法みたいなファンタジー
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5:名無しNIPPER
2019/11/14(木) 23:28:28.74 ID:xu+0eOEA0
魔法使い(両親の家を引き継いで一人暮らししているだけの私が、この村にいる理由は特にない。だから、願ってもない言葉だった)

魔法使い「えぇっと、私に旅の経験はないんですけど……」

戦士「だれでも、最初は初めてだよ。私の眼には、きみはそういうことをしてもいいように見える」

戦士「私もきみくらいの時があったよ。……3年くらい前かな」

魔法使い「で、でしたら、ご一緒させてください! ぜひ」

戦士「うん。あいにく、私に恋煩いの経験はないんだけどね」

魔法使い「……っ」

魔法使い(魅力的な笑顔で、お互い様だ、と戦士は笑ってくれた)

魔法使い「私にできることだったら、なんでも言ってください」

戦士「……。まず、敬語をやめてくれ。……なんか、背中がこそばゆい。言われ慣れてないんだ、敬語ってものは」

魔法使い(接し方がわかってないのが伝わってるみたいだった。……申し訳ない)

魔法使い「そうで……、そう……?」

魔法使い(でも、心臓がどきどきして、普段のしゃべり方なんて思い返せそうもない。いつもはどうやって喋ってたっけ?)

戦士「ふふ。『そうか。これでいいか?』、とかでどう?」

魔法使い「……。そうか、これでいいか?」

戦士「うん。よろしくね、魔法使いくん」


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