12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/09(土) 10:45:48.31 ID:p0kC2C320
ともかく私は何冊かオススメされた本を買い、スピードワゴンさんにお礼を言って店を出る。
どうか今は知り合いに見つかりませんように。
あとファンも今はちょっと困るので本当にお願いします神様。
13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/09(土) 10:46:24.04 ID:p0kC2C320
「……」
「……」
「……面白かった」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/09(土) 10:47:35.90 ID:p0kC2C320
「……」
「……」
「……とてもよいお話でした」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/09(土) 10:48:30.16 ID:p0kC2C320
そして漫画を置いて、こちらに向きなおした。
「智代子さん……ありがとう、ございます……」
凛世ちゃんは頭をさげる。
16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/09(土) 10:49:35.79 ID:p0kC2C320
私は馬鹿だ。
プロデューサーさんと社長さんのキスを理解できなかった凛世ちゃんがそれを理解することの意味なんて、考えなくてもわかるはずなのに。
目をそらしていた?
17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/09(土) 10:50:06.30 ID:p0kC2C320
ぽろぽろと、涙が零れる。
「ごめん……ごめんね、凛世ちゃん……私がもっとちゃんと……」
「謝る必要はありません……これは、凛世が知りたいと願ったこと……智代子さんは何も悪くはありません……」
18:名無しNIPPER[saga sage]
2019/11/09(土) 10:51:40.80 ID:p0kC2C320
やがて涙は止まり、ぼんやりと畳の上に並んで座りながら、ぽつりぽつりと話をした。
「凛世ちゃんはさ」
「はい……」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/09(土) 10:52:39.75 ID:p0kC2C320
「恋愛の情ではありませんが……こちらの「好き」も凛世は大切に思っています……ですので」
凛世ちゃんは私の手を取って。
「これからも……どうか、よろしくお願いいたします……」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/09(土) 10:53:28.89 ID:p0kC2C320
おしまい!
21:名無しNIPPER[sage]
2019/11/09(土) 12:36:19.03 ID:aln+eLrDO
乙
とりま、ユリユリに本当のことを話すべきだな
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