【シンフォギア】少女「転生したから安価とコンマで月を破壊する」 女神「MRKM」
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880: ◆BT63SEH4KsDo[saga]
2020/03/26(木) 03:41:17.32 ID:fgG9WDrn0
迅移を使うタギツヒメに対して一撃一撃に時間がかかる槌は不利...

『夏菜』「楠さん、力を借ります」

まだ使いこなせてはいなけど、やるしかない
防人ギアに変わった『私』は銃剣の形となった擬似アームドギアを握り締め、タギツヒメに突撃しようとした

未来「待って『夏菜』ちゃん!」

そこに待ったをかけたのは小日向さん
小日向さんは傷こそ治癒されていたけれど、風鳴宗家での戦闘との連戦もあってまだ回復出来ていないはず

未来「私も行く」

『夏菜』「無茶です」

未来「だとしてもっ!」

小日向さんはよろよろと覚束ない動きながらも、自身のアームドギアを杖のように支えに立ち上がる

未来「さっき、任されたのに何も出来なかった、何もしなかった...このままじゃ終われないッ!」

そこには普段の仲間の女子を怪しい目で眺めたり何かを想像して涎を垂らしている姿はなかった
今の小日向さんは真剣そのもの
恐らくここで無理にでも休ませ、確実にタギツヒメの動きを止められる時まで待ってもらうのが正解
でもこの1年で随分絆されてしまった『私』は、彼女の覚悟を無視することは出来なかった

『夏菜』「...コレを」

未来「コレ...フライユニット?」

『夏菜』「2号機です、以前より強化され現段階では翠さんに渡した物の次に性能が高い...小日向さんの補助にはなるでしょう」

渡してしまった
もう後戻りは出来ない

『夏菜』「最悪『私』を巻き込んでも構いません、やるからには絶対に、タギツヒメに貴女の攻撃を当ててください」

未来「...わかった、ありがとう『夏菜』ちゃん!」

元々神獣鏡は空中浮遊が可能なギア、フライユニットの扱いにもすぐに慣れてくれるだろう

『夏菜』《ごめんなさい夏菜...勝手に》

夏菜《私でもそうしましたよ、我が身可愛さで躊躇しても負けては意味がない敵です》

あぁ、そうだ
だから絶対に倒す

夏菜『夏菜』《《この身を掛けても...ッ!》》


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