尾頭ヒロミ「私が巨神兵の母親になります」安田龍彦「冗談ポイですよ、尾頭さん」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/07(木) 22:14:43.43 ID:/nmY5k+wO
「キングギドラ、来ます!」

東京中に設置された監視カメラの映像が届く。
朝焼けを反射して黄金色に輝く鱗。
特徴的な3つの首と、巨大な二翼。
二股の長い尻尾が、ゆらゆらと揺れていた。

「ゴジラの動向は?」
「真っ直ぐに東京湾へと進んでいます!」
「結構。どうだ矢口。シナリオ通りだろう?」

志村の報告に満足げに頷く赤坂司令。
たしかにここまでは彼のシナリオ通り。
とはいえ予断は禁物だ。気を引き締める。

「この先の計画は?」
「無論、白紙だ」
「全て運任せ、というわけですか」
「神のみぞ知る、と言ったところだな」

此の期に及んで何が神だ。
今まさに神と神が衝突する寸前ではないか。
不謹慎だと目で訴えると赤坂は開き直った。

「失敗した時は責任を取る。それが仕事だ」
「その時にこの国が残っていれば、ですが」
「この国が残っていれば我々は英雄だろう」

英雄。それはなんとも甘美な響きだと思った。


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