尾頭ヒロミ「私が巨神兵の母親になります」安田龍彦「冗談ポイですよ、尾頭さん」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/07(木) 22:08:54.21 ID:/nmY5k+wO
「キングギドラの予想進路は?」
「真っ直ぐ東京を目指していると思われます」
「到達予想時刻は?」
「今から1時間後。午前5時半です!」
「馬鹿な……速すぎる」

音速を遥かに超えている。
巨神兵を呼び戻そうにも間に合わない。
藁にも縋る思いで、統合幕僚長に尋ねた。

「海上自衛隊はどの程度足止め可能ですか?」
「全力を尽くしますが、もって30分かと」

絶望的な状況だ。
しかも、それは希望的観測。
実感は10分も持たないかも知れない。

「矢口、プランGだ」
「総理、それは……」
「それ以外、我が国が生き残る道はない」

状況を重くみた赤坂司令はプランGを告げた。
それは現在、凍結中のゴジラの再起動。
段階的に血液凝固剤の投与を減らし我が国に甚大な被害を与えたあの怪物を眠りから覚ます。

しかし、それは諸刃の剣。
泣く子を起こしたら最後。
再び大人しく眠るとは思えない。

そんな矢口の懸念とは裏腹に。

「怪獣対怪獣。見ものじゃないか」

まるで子供のように赤坂司令は目を輝かせた。


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