【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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◆P2J2qxwRPm2A
[saga]
2020/11/10(火) 19:05:35.34 ID:nXV5NvVJ0
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ドドドドドッ
旧暗夜軍兵士「奴ら、砲台を目指しているみたいだぞ」
旧暗夜軍兵士「なら砲台の奴らと挟み撃ちにするだけだ。無謀な手に出たことを後悔させてやる」タタタタッ
バサバサッ
リンカ「サクラ、砲台の敵も迎撃態勢に入ったぞ。後ろの連中はどうだ?」
サクラ「はい、私たちを追いかけています。後続の敵を出来る限り戦列から引き剥がせたようですから、もう大丈夫です」
リンカ「よし、反転して自陣に戻るぞ。敵の追撃も避けながら進むからな、かなり揺れるぞ。しっかり掴まっておけ」
サクラ「はい。敵陣の確認は私が行いますから、リンカさんは回避行動に集中してください」
リンカ「わかった」
旧暗夜軍兵士「よし、奴の動きが鈍くなった。これならいける!」チャキッ
旧暗夜軍兵士(その背中に刃を生やしてやる)
旧暗夜軍兵士「くらえ!!!」ググッ ブンッ
リンカ「ここだ!」ググッ!
グオンッ
バサバサッ!
旧暗夜軍兵士「なっ、砲台の攻撃に向かうんじゃないのか!?」
旧暗夜軍兵士「ちっ、あいつ戻っていくぞ! 何をしている、逃がすんじゃない!!」ダッ
旧暗夜軍兵士「ですが、この方角で投擲攻撃は出来ません。味方に当りかねません!」
旧暗夜軍兵士「くそ!」
バサバサッ
リンカ「へっ、さすがにここまで来て戻るとは思ってもみなかったみたいだな。連中、攻撃も出来ずに棒立ち状態だぞ」
サクラ「私たちの進行方向に味方がいますから、投擲攻撃はできないでしょう。何はともあれ助かりました」
リンカ「まったくだ。それで攻められそうな場所は見つけられそうか?」
サクラ「確認してみますね」
サクラ(今なら、敵の後方がもっとも薄い場所が分かるはずです。そこを探し出さないと……)
バサバサッ
サクラ(ここは駄目、あそこも駄目です。他に突き崩せそうな場所。あ、あそこなら……)
リンカ「サクラ、目星は付きそうか?」
サクラ「はい、反対側の場所。敵の後続が他よりも少ないみたいですし、一気に突き崩せれば砲台までの道を一気に抜けられるかもしれません」スッ
リンカ「よし、確認も出来た、さっさと戻るぞ」
サクラ「はい!」
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