【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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223: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2020/11/10(火) 19:01:16.71 ID:nXV5NvVJ0
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旧暗夜軍ランサー女「まさか、こんな風に動いて来るなんて……」

旧暗夜軍ランサー女(最前列の部隊は攻撃に入ったからまだいいけど、後続はだめか……)

旧暗夜軍兵士「副隊長、後方の部隊が奴らを追っています」

旧暗夜軍ランサー女「見事に乗せられたってわけ。ああもう、ここに来て戦列を乱しにくるなんて考えなかったよ」

旧暗夜軍兵士「どうします、奴らの狙いが砲台の方であったとするなら、彼らにそのまま追わせるのも……」

旧暗夜軍ランサー女「いや、出来る限りでいいから戻して、あんなのを追いかける必要はないし、もし本当に砲台占拠が狙いなら行かせて構わないよ。所詮、敵は一騎、防衛部隊だけでも処理できるはずだから」

旧暗夜軍兵士「わかりました、出来る限りの範囲で兵に戦列へ戻るよう指示を出します」

旧暗夜軍ランサー女「よろしく」

旧暗夜軍ランサー女(もっとも、あいつらはそんな無謀なことはしない。少なくとも、砲台占拠が目的だったら攻撃を加えずに一直線に進むよね。わざわざ自分の居場所を教えるような攻撃なんてしなくてもいいわけだし、追われるメリットなんてどこにもないはずだから)

旧暗夜軍ランサー女「となると、侵攻妨害と強行偵察が目的かな……」

旧暗夜軍ランサー女(危険を犯しても足止めに来たってことはジェネラル隊の到着はもう間近、こっちは隊列を崩されたから面倒な戦いになるのは避けられそうにない。けど、そのまま偵察までしようっていうのはちょっと欲張り過ぎたかな)

旧暗夜軍ランサー女「数人、私と一緒に来て」

旧暗夜軍兵士「はい! 奴らを追いかけて打ちますか?」

旧暗夜軍ランサー女「今さら追いかけるなんて馬鹿なことできないよ」

旧暗夜軍兵士「では、どうするのです?」

旧暗夜軍ランサー女「簡単、逆のことをするだけだよ」タタタタタッ



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