【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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148: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2020/05/10(日) 23:47:33.97 ID:YwcXU6C50
旧暗夜軍兵士「なっ!?」

アクア「そこまでよ」グッ ブンッ

 ドゴンッ

旧暗夜軍兵士「がっ!!! この――」グッ

アクア「!」

フェリシア「ええい!!」チャキッ シュパッ!

 ザシュッ

旧暗夜軍兵士「かはっ……」ドササッ

アクア「ありがとう、フェリシア」

フェリシア「いいえ、そんなお礼なんていいですよ。カムイ様、すぐに治療しますね。それっ!」シャランッ

カムイ「ふぅ、ありがとうございます、フェリシアさん。それにアクアさんも、おかげで助かりました」

アクア「気にしないで。それよりも敵の士気が上がっているわ。さっきよりも勢いを増しているみたい」

カムイ「ここで戦う人たちはマクベスさんのことを信頼しているようですから」

フェリシア「それに、こっちよりも兵の数は多いです。このままじゃ、飲み込まれちゃいますよぉ」

アクア「最初は五分五分と思っていたけれど、今の状況は向こうに分があるわね」

カムイ「ええ、マクベスさんが陣地をすぐに放棄できたのも、こうして攻勢を掛けるためだったのでしょう」

カムイ(こちらが部隊を三つに分けることもすでに織り込んでいたのでしょう。どう戦況が動いても大丈夫なように策を巡らせていたはずです)

カムイ「思った以上に強いですね、マクベスさんは」

アクア「ええ、本当にね。マークスは敵の援軍に攻撃を仕掛けるみたい。レオン達がこちらに向かっているから、到着までの間を繋ごうとしているようね」

カムイ「魔法部隊に距離を詰められれば、戦線は崩壊してしまいますからね。私たちは向かってくる敵の迎撃を続けましょう、レオンさん達が到着するまでの辛抱です」

フェリシア「わかりました。カムイ様」

アクア「右翼側も大丈夫だといいのだけど」

カムイ「大丈夫です、あそこにはブノワさんとフローラさんがいますし、抜けられる敵もそう多くは無いはずですから」

カムイ(きっと、大丈夫……)


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