6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/10/28(月) 20:35:20.53 ID:jznThvKz0
トレーナー「はい! では今のところをもう一度!」
志保「〜〜〜♪」
P「相変わらず志保の歌声は綺麗だな……」
トレーナー「プロデューサーさんもご一緒にどうですか?」
P「えっ? 俺もですか」
トレーナー「見ているだけだと退屈でしょうし。北沢さんもいいですよね」
志保「私も、プロデューサーさんの歌声には興味があります」
P「ええ……わかりました。後悔しないでくださいよ」
トレーナー「後悔?」
30分後
トレーナー「あ、あはは……これは」
志保「ひどい音痴……」
P「お恥ずかしながら、これが実力です」
志保「そういえば、大人組の人達が『プロデューサーさんはカラオケ行きたがらないんですよねー』って言ってたけど……こういうことだったんですね」
P「人の歌を聴くのはもちろん好きなんだけどな」
トレーナー「すみません。無理言って参加していただいて」
P「いえいえ、たまには自分で歌うのも嫌いじゃないですし」
トレーナー「あはは……時間なので、今日のレッスンはここまでにしますね」
志保「ありがとうございました」
P「ありがとうございました」
トレーナー「お疲れさまでした! では、私はこれで失礼します」ソソクサ
ガチャ、バタン
P「……気を遣わせてしまったな」
志保「………プロデューサーさん。この後も、予定はないんですよね」
P「そうだけど。でも、志保も今日はこれでレッスンは全部終わりのはず――」
志保「はい。なので、ここからは自主レッスンです」
志保「……付き合ってくれますよね?」
P「……それって、まさか」
志保「そのまさかです。一緒に、歌いましょう」
P「いや、でも俺は」
志保「やればいいじゃないですか。できるようになるまで。私も……ううん、私達も、そうしてきたんですから」
志保「自分で歌うの、嫌いじゃないんでしょう?」
P「……そんな真剣な目で言われると、断れないな」
志保「もともと、断らなくていいんです」
P「わかった。よろしくお願いします、先生」
志保「はい」
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