北条加蓮「藍子と」高森藍子「膝の上で ななかいめ」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:20:58.28 ID:bDuZSxps0
――おしゃれなカフェ――


北条加蓮(藍子の膝の上に頭を乗せたい。膝枕をしてほしい)


加蓮(……直接言えばいいじゃないかって? うん、そうだよね。そうなんだけどね)

加蓮(いや、藍子と喧嘩したってことでもないよ。頼めばしてくれると思うし)

加蓮(素直に頼むのは……ちょっと恥ずかしいけど、さすがにもう慣れたし)

加蓮(ただねー……)

加蓮(……)チラ


「〜〜〜、〜、こっち見たっ。見見見みみ、どど、どうしよ!?」
「いや何もしなくていいと思うよ!?」


加蓮(……例の、藍子のファンの女子2人組が、向こうの席にいてこっちを見てる)

加蓮(ここに来た時、あの2人がいることに気付いて藍子の機嫌がよくなった。藍子が楽しくなれるなら、それはすごくいいことだよね)

加蓮(でも、ね……)

加蓮「……なんとかあの2人を追い出す方法ってないかなぁ」ボソ

高森藍子「〜〜〜♪」ズズ

藍子「……?」

藍子「……!?」

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:21:36.77 ID:bDuZSxps0
レンアイカフェテラスシリーズ第90話です。

<過去作一覧>
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:22:08.94 ID:bDuZSxps0
藍子「か、加蓮ちゃん……?」

加蓮「あ。……聞こえちゃってた?」

藍子「あの、……はい。聞こえていましたよ、でも……」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:22:36.61 ID:bDuZSxps0
藍子「う〜ん……。ひとまず、加蓮ちゃん。どうしてそう思ったのか、教えてもらってもいいですか?」

加蓮「そうだよね。うん、そうだよね。説明からだよね」

藍子「はいっ。あっ、でもその前に。加蓮ちゃんの顔、険しいままだから……まずはコーヒーを飲んで、落ち着きましょ?」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:23:06.37 ID:bDuZSxps0
藍子「加蓮ちゃんが、何の理由もないのにそんなひどいことを言う子ではないってこと、知っていますから」

加蓮「……えー、分かんないよ? たまたますごく不機嫌だったってだけの可能性もあるでしょ」

藍子「そうは見えませんよ?」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:23:37.09 ID:bDuZSxps0
藍子「理由や原因を探すよりも、今どうしないといけないのか考える方が大事……って、よくモバP(以下「P」)さんも言ってくれます。でも、加蓮ちゃんの理由は気になる……」

加蓮「加蓮ちゃんの理由」

藍子「はい。加蓮ちゃんの理由」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:24:07.03 ID:bDuZSxps0
加蓮「もしかして手でも繋ぎたくなっちゃった? うーん、残念だけど今はデートって気分じゃないんだよね。また今度にしてくれる?」

藍子「……なんというか、加蓮ちゃん」

加蓮「?」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:24:36.67 ID:bDuZSxps0
加蓮「大丈夫大丈夫。ちょおっと2人に話つけてくるだけだから。ね? 藍子はここで待ってて?」

藍子「待ちませんっ、じゃなくて、待ってください!」

藍子「……何をしに行くつもりですか?」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:25:07.28 ID:bDuZSxps0
藍子「え〜っと……あっ、そうだ!」

藍子「今、加蓮ちゃんが行っちゃったら、私は1人になってしまいます。それは、寂しいから嫌です」

藍子「だから、今はここでのんびりしていきましょ?」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:25:36.69 ID:bDuZSxps0
加蓮「藍子、マジになりすぎー。そんな頭に血がのぼった訳じゃないから」

藍子「くすっ。そうは見えませんでしたよ?」

加蓮「うーん……。まぁ話はつけなきゃいけないけど、次に会った時くらいでいっかな?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:26:06.79 ID:bDuZSxps0
加蓮「限定メニューあった……あれ? ハロウィン系じゃないんだ?」

藍子「あれっ、そうなんですか?」

加蓮「紅葉と銀杏の模様クッキーだって」スッ
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:26:37.08 ID:bDuZSxps0
藍子「確かに、似た物や同じ物ばかり食べていたら、飽きてしまうかもしれませんね……。でも、ハロウィンのお菓子って、作った人によって見た目も味もぜんぜん違いますよね」

藍子「それを見比べるのも、なんだか楽しくて♪」

藍子「可愛いものだけではなくて、ちょっぴり不気味な……お化けや妖怪をかたどった物もあって」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:27:08.67 ID:bDuZSxps0
藍子「そうそう。商店街だけではなくて、カフェもそうなんですよ」

藍子「10月になってから、どこもハロウィンメニューが登場するようになって……」

藍子「これも、見比べるのがすごく楽しいんですっ」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:27:36.99 ID:bDuZSxps0
加蓮「へ〜……。なんだか楽しそう〜……」ホワー

「ほわぁ……」
「ほわー」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:28:07.38 ID:bDuZSxps0
加蓮「あ。店員さんがなんかトリップしてる……。この人も藍子のゆるふわに呑まれた犠牲者なんだね……」

藍子「犠牲者!?」

加蓮「おはよー、藍子」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:28:37.03 ID:bDuZSxps0

□ ■ □ ■ □


加蓮「5分で帰ってきてよかったね……。放っといたらあのまま立ち尽くしてたよ、店員さん」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:29:07.63 ID:bDuZSxps0
加蓮「っと、店員さんがクッキー持って来たね」

藍子「ありがとうございますっ。わぁ……!」

加蓮「紅葉と銀杏のクッキー……。ふふっ。言葉通りのメニューだったね。でもこれすごいなぁ……」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:30:07.13 ID:bDuZSxps0
藍子「もぐもぐ……〜〜〜♪」

加蓮「んぐんぐ……。味はいつものクッキーだね」

藍子「ごくん。美味しいっ♪ かぼちゃの味は……さすがにしませんね」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:30:37.02 ID:bDuZSxps0
……。

…………。

「「ごちそうさまでした。」」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/27(日) 18:31:07.11 ID:bDuZSxps0
藍子「じ〜」

加蓮「……」

藍子「じぃ〜〜」
以下略 AAS



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