788: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:14:50.05 ID:fFXJOFQl0
急に真面目なトーンからいつもの声に戻る。
画面から目をそらし、締め切りを過ぎた言い訳をしようという時と同じおずおずとした感じで話し出す。
秋雲「これ秋雲さん的にはかなぁり重要な事なんだけどさ、その話するのって私が初めてだったりする?」
試験の合格発表を前にする学生のような恐れと不安を抱いた表情でそんな事を聞いてきた。
男「んー当事者を除けばそうなるかな」
一体何がそんなに気になるのかさっぱりわからないので一切偽らずに答えてみる。
秋雲「ならよしっ!」
一転して今度は原稿が無事に終わった時と同じくらいやり切った表情に変わる。
男「なんだそりゃ」
秋雲「なんでもな〜い」
なんでもない事はないんだろうが、まあ今は別にいい。
男「さてどこから話そうか」
秋雲「once upon a timeってのはどう」
男「そこまで昔じゃないよ。5年くらい前か」
忘れられないなりに忘れようとしていた当時の事を少しずつ思い出しながら言葉にする。
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