777: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:49:40.55 ID:WbElbDnF0
しーちゃん「他には何かあります?」
叢雲「本題の方が」
しーちゃん「先程までのは?」
叢雲「世間話よ」
しーちゃん「ふふ、そうですね」
叢雲「緋色の事、貴方はどう考えてるの」
しーちゃん「私に対してどういう印象を持っているかはわかりませんけれど、この件に関して私ができることは何もないですよ。本当にね」
叢雲「でも、無関係というわけでもないんでしょう?」
しーちゃん「私にできるのは、そうですね。事後処理くらいです」
事後。嫌な言葉ね。
しーちゃん「緋色ちゃん、皆さんとは仲良くやっているそうじゃないですか」
叢雲「それはまぁそうね」
しーちゃん「だったら、そういうのもアリなんじゃないかって私は思うんですよ」
叢雲「緋色のままでいることになっても?」
しーちゃん「ええ」
叢雲「でもそれは緋色のままでいられたら、でしょう」
以前少し考えた事。
名前を見つけることが私達の存在の証明になると課長は言っていた。
それが見つからず、緋色という仮の名で代用したとして、それで足りるのか。
足りなかったら、どうなるのか。
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