653: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:19:09.49 ID:0Hx+2bE/0
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してやった。
今すぐ飛び上がりたい衝動を抑えながら廊下を歩く。
我ながら随分と子供じみた思考だと呆れてしまうけれど、そう悪いものではなかった。
今のところあのスピーカーを怪しんでいる素振りはなかった。
後はどんな情報を得られるか、だ。
叢雲「ただいま」
提督「寝たい」
叢雲「どんな返し方よ」
司令官が机に突っ伏してた。
提督「こんな時に停電とかないよ…被害は最小限だったけど、上に報告しなきゃだし、作戦に支障がないか確認しなきゃだし、後、いいや思い出したくない」
叢雲「」
あ、やばい。胸が痛い。
もちろん最小限に留めたし作業も今日中には終わる算段ではあるけど、仕事が増えた事実はどうしようもない。
叢雲「大丈夫よ。私がいるじゃない。報告については夕張達が終わり次第私のほうでやっておくから、残りもサクッとやっちゃいましょ。それとも休憩しておく?」
土下座するか泣いて許しを乞いたら、私がやりましたって言っても怒らないかしら。
なんてちょっと考えちゃう。
そもそも司令官が怒る姿が想像できないのよね。それはそれで見てみたいとも思う。
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