631: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/02/15(火) 00:55:40.62 ID:HJ8e5cO4O
送電線が切れた、というわけではなかった。
強風で枝が奇跡的なくらい見事に電線をからめとり、システムが問題ありと判断して電力供給を絶ったというのが真実。
夕張『まだ覚えてるわ。あの嵐の中木によじ登って枝切り取ったの』
叢雲『幸い断線までは至らなかったからあとはシステム復旧をこちらでするだけで済んだけれど、そうでなかったと思うとぞっとするわ』
明石『ちなみに現在その対策は』
夕叢『『ない』』
明石『デスヨネー』
島国であるが故に周辺海域の奪還後問題となったのはその守りだった。
結果として各地に鎮守府が急ピッチで建てられたけれど、
粗製乱造、とまではいかないまでも設備は十分とは言えなかった。
仕方ないのはわかっているけれど。
叢雲『別に台風対策無しってわけじゃないのよ。前回のが色々ミラクルだっただけで』
夕張『だから今日までそのままなのよねぇ。やるからには大規模な工事だからこっちとしてもあまりやりたくはないし』
明石『そうよねぇ、送電線の改修をするなら…うわ考えただけで嫌になってきた』
夕張『でしょ〜』
明石『で、それが今回の悪だくみなの?』
夕張『え、悪だくみなのこれ?』
叢雲『…そうね、悪いけど今回は明石にも加わってもらおうかしら』
明石『え゛』
夕張『っしゃ!』
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