624: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/02/15(火) 00:47:17.71 ID:HJ8e5cO4O
叢雲『ストップ』
秋雲『ん゛!?』ビクッ
叢雲『そっちには執務室くらいしかないわよ。まさか資料室に用があるわけじゃないでしょう?』
秋雲『いやぁちょっと提督とお話がしたいな〜って』
叢雲『生憎これから作戦会議があるのよ。話なら私が聞いてあげるわ、ほら』
秋雲『え、えっ…とね』
叢雲『ん?』ニッコリ
秋雲『すんませんでしたあ!!』ドゲザッ
叢雲『ええ!?ちょ、ちょっと待って早い!それは早い!何よ何やらかしたの!今それは怖いからやめて!!』
秋雲『やらかし、てはないんだけどね。私が犯人でもないし』
あっさり土下座を決めたかと思うと直ぐに立ち上がってくる。なんで慣れてるのよこの娘は…
秋雲『倉庫の整理してたじゃん私達』
叢雲『そうね』
秋雲『そしたらさあ、奥の方からホコリ被った海外の艦載機出てきてさ』
叢雲『海外の…あぁそういえばあったわねそれ』
秋雲『そもそもアレなんであるの?』
叢雲『数年前から海外艦の運用が本格的に始まったでしょ?だから国外の規格の装備を扱えるようにって上から事ある毎に配備されるのよ』
秋雲『へぇそんな事情だったんだ』
叢雲『ただウチは海外の空母は未着任って事もあって艦載機に関してはあまり触れてなくて。技術屋の二人も、飛ぶヤツはよく分からんって興味無さそうだったし』
秋雲『なるへそ。でそれを今回私、というか赤城さんと翔鶴さんが見つけちゃってね』
叢雲『それで』
秋雲『見て触れてじゃ物足りず提督に飛行許可貰ってきてって無茶振りが私に』
叢雲『いや断りなさいよ…』
秋雲『いやぁ飛んでるのを見て描きたいなって気持ちがあるにはあったからねぇ』
叢雲『まったく、空母ってのは本当に艦載機好きよねえ。あの真面目な赤城や翔鶴ですらそうなんだもの。一体どういう気持ちなのかしら』
秋雲『我が子のようなってのが一番近いんじゃない?』
叢雲『我が子、我が子ねぇ』
秋雲『ま、私達にゃわからん話でしょ』
叢雲『そういうものかしら』
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