605: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/11/28(日) 04:01:35.72 ID:vgGQ1HgcO
男「おい!大丈夫か!?」
資材に下半身を飲まれて倒れ込んだ蒼龍に駆け寄る。
蒼龍『ったー…ん?なんて?』
男「あ、いや…『大丈夫かって』」
咄嗟の事でつい普通に喋ってしまっていたようだ。こんな言葉ですら、本来彼女達には届かない。
蒼龍『あーそっかそっか、うん!大丈夫大丈夫ほら、その…艦娘、だしね』
一瞬、彼女は目を逸らした。
実際平気なのだろう。彼女達がたかが崩れた木材の山で怪我を負う程ヤワなわけが無い。この雑な管理体制もそういう意識から来るものか。
男『…その、』
加賀『なんの音』
言葉が遮られる。慌てて振り向くと
男『あっ』
小屋の入口に立っていたのは、一航戦の加賀だった。
その瞳には凡人たる俺にも十二分に伝わる程の殺気があった。
蒼龍『げっ』
加賀『げっ、とは何よ二航戦』
蒼龍『たははー』
加賀『それに、何をしているの。人間』
男『いや、その』
蒼龍『板!板を取りに来たんですよ!長屋に台風対策するために!ほら撫子ちゃんとこの』
加賀『なでし、あぁ例の赤子ね。なるほど』
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