489: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 01:47:27.71 ID:3gV1RL+U0
提督「今緋色ちゃんは?」
男「寝てますよ。何か歌を知らなかと聞かれて
思わずこちらから聞き返したらパタリと」
提督「歌?」
男「艦娘は海で歌うという話を聞いたらしく」
提督「あぁあれか。そんな話もしてたとは、随分皆とは仲良くなっているようで安心しますね」
男「えぇ」
あぁそういえば、司令官にとっては貴重な同性の相手でもあるのかしら。私達がはたして異性と見られているのかは知らないけれど。
でも私は彼と穏やかに話せる気はしなかった。
彼の何かが見えているという事実。加賀の忠告通り警戒する他になかった。
叢雲「それと明日の訓練なのだけれど、少し予定を変更してもいいかしら」
男「変更?」
司令官「教官役を変更せざるを得なくなったんですよ」
男「勿論その辺はそちらの都合に合わせてもらって構いませんけれど、何かあったんですか?」
叢雲「深海棲艦が出たのよ」
男「!」
提督「と言ってもあくまでここの担当する海域付近で見かけた、という程度です。危険なレベルではまだない」
叢雲「いくら制海権を取り返した海域と言っても海は奴らのホームだもの。こうして発見された以上警戒レベルは引き上げる他ないのよ」
男「それで予定変更と」
提督「一般人を乗せた交通のための船は欠航。運搬のための船は迂回したり日時をずらす事になるので、こっちの予定も大きく変わるんですよ」
叢雲「もぉ大変だったのよ今日…というか今日からしばらくなんだけれどね…」
男「そういった苦労もあるのか…」
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