435: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:41:52.31 ID:vgJpznfL0
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江風『いよっす』ガチャ
部屋の扉が開けられ江風の顔がひょっこりと現れた。
436: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:42:22.01 ID:vgJpznfL0
叢雲の指導により最低限の航行が可能と判断された次の日。
訓練に合わせて他の艦娘達と接触させていく事になった。
陸にいる時より海にいる時の方が船の記憶を思い出すきっかけになりやすいかもしれない。それが俺の考えだった。
437: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:43:57.04 ID:vgJpznfL0
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吹雪『という事で今日は私が教官を務めます!』
緋色『よろしくお願いします吹雪教官』
438: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:44:54.41 ID:vgJpznfL0
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男『どうだった?今日の訓練は』
緋色『雪風はね、とても分かりにくかったわ…』
439: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:45:28.55 ID:vgJpznfL0
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陽炎『今日は私が教官よ。よろしく』
緋色『よろしくお願いします』
440: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:45:59.17 ID:vgJpznfL0
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長波『今日は私が教官役』
緋色『はい』
441: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:46:38.86 ID:vgJpznfL0
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午前は座学。午後は航行訓練という流れで毎日色々な駆逐艦達と触れ合ってもらった。
勿論駆逐艦だけではないし、場所も海だけではない。
442: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:47:23.42 ID:vgJpznfL0
川内『…』
川内は俺の方を一切見ず何かを考え込んでいる。
何か。
443: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:48:28.89 ID:vgJpznfL0
川内『バランスは私達にとって死活問題です。なんせ崩れれば転覆ですからね。そのための訓練がこれです』
川内がグラウンドに置かれたリュックを指さす。
川内『大きな容器に水が入ってます。重さは大した事は無いですけど動くと揺れます。この揺れは自身の運動に大きな影響を与えます』
444: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:49:15.67 ID:vgJpznfL0
パシャリ、と後ろで音がした。
シャッター音だ。それも実際にシャッターが閉まった音ではなく記号としてのシャッター音。つまるところスマホなんかの音だ。
『あやっべ』
445: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:50:28.54 ID:vgJpznfL0
男『追っかけてっちゃったよ…』
改二の服装で全力ダッシュする川内はまさに忍者だ。
緋色『お水飲んできてもいいかしら』
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