434: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/10/25(日) 04:41:13.55 ID:vgJpznfL0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
緋色が艤装での航行が可能と分かった日から最初の三日間は叢雲が付きっきりで指導をしてくれていた。
叢雲『はいチェック』
緋色『ベルトよし、よし、よし。ランプABよし。えっと、無線チェックよし』
叢雲『はいストップ。煙突のチェックが先ー』
緋色『あ』
叢雲『もう一回最初から』
緋色『は〜い』
夕張『あの艤装、訓練用だから細々してますけど実際の確認項目は半分もないんですよ』
男『出撃時もああしてチェックしてるのか?』
夕張『それは勿論。緊急時以外は入念に。戦闘でなく整備不良や確認不足で戦闘不能とか笑えませんからね』
男『それもそうだ』
夕張『私達の敵は深海棲艦だけじゃないですから。今じゃ当たり前のように行き来してますけど、油断してるとあっという間に飲み込まれちゃいますから。海に』
男『実際あったりするのか?』
夕張『ウチではまだないですね。モノホンの船と違って私達は航行不能になっても船に乗っけてもらったりおぶってもらったりできるので戦闘以外での轟沈は中々聞かないですし』
821Res/614.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20