428: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/09/22(火) 01:03:37.66 ID:PYziUX8s0
叢雲『で、今どんな感覚だった?』
緋色『どんなって言われると…うーん、波になった、みたいな、感じ?』
叢雲『へぇ、よしよし。じゃあ次は進み方ね』
緋色『はい!』
叢雲『今の姿勢のまま私に腕を伸ばしてみて』
緋色『こう?』
叢雲『ええ、そのまま』
そう言って叢雲も手を伸ばす。しかし二人の間には人一人分程の距離がある。
叢雲『もうちょいね』
叢雲が少し前に出る。
叢雲『もう少し腕を伸ばして』
緋色『ん〜!んっ!』グッ
叢雲『もう少し、もう少し"前に"』
緋色『ん゜っ!あ、届いた!!』
叢雲『はい合格』
緋色『へ?』
緋色の右手が叢雲の右手をぎゅっと掴んだ。緋色が前に出ることによって。
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