【艦これ】神風「最初の一人」
1- 20
418: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/09/22(火) 00:56:14.07 ID:PYziUX8s0
夕張『ところで緋色ちゃんの近くにいなくてもいいんですか?』

男『それは、ほら、これは艦娘としての訓練だからな。俺じゃなく鎮守府の仲間とやるってのが大事なんだ』

夕張『ふむ、それもそうですね』

嘘じゃない。その通りだ。

緋色に必要なのは鎮守府であり同じ艦娘であり、提督という存在だ。

俺であっちゃダメなんだ。

夕張『あ、そろそろですね』

男『あぁ』

海の方へ近寄る。階段を下りずに緋色達を見下ろす形で。

叢雲は先に階段を降りそのまま海に浮かんだようだ。

緋色はそんな叢雲の両手を握り今まさに階段を一歩下へ、つまり海面に足をつけようとしていた。

緊張で身を強ばらせている緋色に叢雲が優しく何かを話している。

両手を握りリードする叢雲とへっぴり腰で足を踏み出す緋色の二人を見て昔スケートをしたことを思い出す。

あの時もああやって先生に滑り方を教わったなぁ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
821Res/614.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice