386: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 03:55:35.06 ID:CXWxGkuX0
閑話休題。
叢雲『別に私達汗かかないんだしいいんじゃないの?』
夕張『それはそうだけど、やっぱりこのしっとりとした感じは嫌なのよねぇ』
387: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 03:56:37.89 ID:CXWxGkuX0
そう。流れと勢いだった。
これに関しては今でもかなり後悔してるし今ではかなり反省している。
最初あの男の部屋に盗聴器を仕込もうと考えたのは実際に会ってからだった。
388: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 04:00:00.94 ID:CXWxGkuX0
勿論仕掛けてから何があった訳では無い。そりゃあ男のトイレとか風呂とかを撮ってどうするんだという話だ。
映像なんかを管理している夕張も気を使ってかそれ以降私に盗撮に関して報告したりはしなかった。
今朝までは。
389: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 04:00:31.28 ID:CXWxGkuX0
夕張『二人が映ってる時間は一時間弱』
叢雲『長くない?』
夕張『飛ばし飛ばしでパッと見た感じ着替え中に色々あったみたいです。そこら辺はネタバレなのでお楽しみに』
390: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 04:03:58.27 ID:CXWxGkuX0
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男「…」
目の前に緋色が寝ている。
391: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 04:04:45.94 ID:CXWxGkuX0
しーちゃんは言っていた。自分にはそれはもう出来ないと。
出来なくなる事がある。それが緋色にも言えることなら、緋色もまだ油断はできないという事だろうか。
男「…意外とあるよなぁ」
392: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 04:05:58.34 ID:CXWxGkuX0
男「横から見てもわからんよなぁ」
試しに下を向いて自分の胸を見てみるがやはり胸の動きに区別はつかない。
心臓の部分に触れて確かめるか?いや流石にそれは色々とアウトだよなぁ…
393: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 04:06:49.74 ID:CXWxGkuX0
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叢雲『…』
夕張『…』
394: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 04:07:44.87 ID:CXWxGkuX0
この映像は偶然とはいえ確実に彼にはバレていない。ならばフェイクの可能性はない。そもそもこんなフェイクをする理由がない。
事実だ。今し方目にした映像は間違いなく事実で、そしてだからこそ信じられなかった。
叢雲『"誰と、どうやって通信をしたって言うのよ"』
395: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 04:09:10.18 ID:CXWxGkuX0
夕張『ん〜、そういう質問には正直"不可能とは言いきれない"としか答えられないんですよね』
叢雲『煮え切らない返答ね』
夕張『例えば鎮守府は外との通信、つまり電波なんかはシャットアウトしてはいます。でもそれって壁で覆ってるわけじゃなくて網を張ってるイメージなんです。
396: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/23(日) 04:09:58.35 ID:CXWxGkuX0
夕張『通信システムやらを構築、保守をしているのがそこなら隠し通路や抜け穴なんかがあってそこを利用している可能性があるんですよ。そしてこれもまた確認するのは至難の業です』
叢雲『そういう事…さっき送って貰ったログ。あの電話番号ね、その情報部のしーちゃんのものだったのよ』
夕張『え゛、マジ?』
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