378: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/03(月) 03:40:03.64 ID:Lcr1vf/j0
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叢雲『はぁ…』
話してしまった。
緋色の為とは言うけれどそれでもやっぱりアレは話したくはなかった。
でも、話した事で少し気が楽になったという事実もまたどうしようもなく存在していた。
あんな話他の娘には言えないし、司令官にだって言えない。
それが外部の人間になら話せたというだから変な話ね。最も彼も私達に関わっているだけあってただの人間と言うには少し変わっているけれど。
そう。変わってる。何かは分からないけれど。
ともあれこれで今まで溜め込んでいた物が少し吐き出せたのかもしれない。
叢雲『あら?』
端末を見てみると夕張から報告が来ていた。流石に速いわね。
そこには司令官の電話のログがあった。今日使用された一件の電話番号。
私はその番号に見覚えがあった。
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