377: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/03(月) 03:38:41.84 ID:Lcr1vf/j0
叢雲『以上よ。質問はもう受け付けないわ』
男『ありがとう。恥を忍んで教えてくれて』
叢雲『わざわざ言わなくていいわよ。人間であるアナタ相手ならそこまでじゃないわ』
男『もう何年も関わってると言うのに、艦娘ってのは分からないことだらけだ』
叢雲『というか私達の睡眠についてあまり知らなかったのね』
男『俺が本来見るはずなのは艦娘の過去だからな。名前を探し当てるってのはそういう事だ』
叢雲『ならこれは個人的な趣味ってことかしら』
男『否定は出来ないな…さて後は緋色にどう説明するかだな』
叢雲『そこはまかせるわ』
男『おい当事者』
叢雲『話してあげたんだからそれくらいは頑張ってちょうだい』
男『分かったよ』
叢雲『それじゃ』
ヒラヒラと気だるげに右手を振りながら去っていく叢雲の背中は、しかし不思議と何か憑き物でも落ちたかのような感じがした。
男「そういや最初俺のせいとか言ってたけどどういう意味だったんだ」
あの分じゃ聞いても答えてくれなさそうだし、今は緋色の事に集中するか。
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