364: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/03(月) 03:26:12.92 ID:Lcr1vf/j0
トイレの前まで戻ってきたがどうしようかこれ。正直混乱していて考えがまとまらない。
すると緋色の部屋の扉が物凄い勢いで開いて叢雲が飛び出してきた。
男「やっべ」
どうしよう。どうすんのこれ!?
廊下にいる俺を見つけるやいなや叢雲が全力ダッシュで詰め寄ってくる。
男「うわっ!?」
ぶつかるかと思った衝撃を直前で綺麗に殺してそのまま俺の胸ぐらを掴んできた。
圧倒的身長差にも関わらず俺を僅かに屈ませたその小さな手の力はとてもさからえる物じゃないと本能が訴えていた。
叢雲『どういうことよ!!』
男『な、何が!?』
叢雲『とぼけないで!アンタが漏らしたんでしょ!』
男『ちげえ!俺じゃねえ!!』
ここままこの真っ赤な青鬼に絞め殺されるんじゃないかと割と本気で思った。
もはやいい訳ではなく命乞いの気分だ。
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