359: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/08/03(月) 03:22:48.65 ID:Lcr1vf/j0
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叢雲『あら、また電話かしら?』
男『違うよ。御手洗に行くだけだ』
丁度緋色の部屋から出てきたところに出会した。
叢雲『いまあの娘は?』
男『海について勉強中。準備が出来たら海に出れるんだろ?そのために』
叢雲『なるほどね。準備の方は順調よ。明後日、くらいかしらね』
男『それは重畳。緋色に用か?』
叢雲『ちょっと様子見に』
男『なら、はい』カチャ
叢雲『ん』
私に鍵を渡してそのままスタスタとトイレに向かう。
鍵か。あの娘に随分と甘いように見えるけどこうして今でもしっかり鍵をかけていく。私なんかは別に鍵がなくてももう大丈夫なんじゃないかと思ってるのに。
彼だからこそ分かる危険性があるのか、それとも他の理由か。
叢雲『悩んでも分かるわけないか』ガチャ
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