349: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 04:11:49.63 ID:N7J8Cfyv0
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緋色の部屋に戻りながらしーちゃんの話を頭で反復する。
男「匂いかそれに近い何か、か。少なくともそういった感覚があるのなら緋色はある程度艦娘としての力や感覚はあるわけだ」
そこは少し安心出来る。
緋色の部屋の前まで来て中から飛龍の声がした。どうやら今日の昼食の当番は飛龍らしい。
男「…」
そっとドアに近寄り耳を澄ます。些か罪悪感を覚える行為ではあるが緋色がどういった反応をしているのか気になるのは確かだ。
緋色『じゃあ飛龍さんも釣るの?』
飛龍『私は釣りはからっきしなのよねぇ。蒼龍によく飛龍は大雑把過ぎるって言われる』
緋色『あー』
飛龍『しちゃう?やっぱ納得しちゃう?』
緋色『はい…』
飛龍『ま、これも私の持ち味って事よ。大胆さなら負けないわ』
大雑把から大胆に変化した。こういうのは捉え方にもよるから間違いではないが。
しかし二人きりでも思ったより緋色は飛龍と仲良くしているようで安心した。
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