324: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/07/12(日) 03:53:02.52 ID:N7J8Cfyv0
大鳳『私、走るのが好きなんです』
男『ほう、ジョギングが、趣味か』
大鳳『ジョギングというより運動が、ですかね。この身体で海で戦う以外の動きができるのが、なんだか楽しくって』
男『それは確かに、珍しい』
楽しい、と言ってから大鳳のペースが少し上がった。一応合わせてペースを上げたが、もう既にきつい。かなりきつい。久々に運動するやつのペースじゃない。
大鳳『課長さんはジョギング好きですか?』
男『き、嫌いでは無いはずだ』
畜生流石艦娘。こうして走ってるのにまるで座って話してるかのように普通に喋ってきやがる。
大鳳『あ!』キキッー
大鳳が突然ブレーキをかけた。
大鳳『すみません!その、少し休憩しますか?』
優しい気遣いだ。だが、
男『それは、有難いが、少し歩こう』ゼェゼェ
大鳳『休まなくても大丈夫でした?』
男『えっと、だな。人間は激しい運動の、後にな、急に止まると、心臓に悪い』
大鳳『へぇ。それはいい事を聞きました』
いい事?何がだ?
そう聞こうかと思ったが心臓と肺がそれを許してくれなかった。
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