297: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:22:09.58 ID:clR9XJvv0
建物を離れ執務室に向かう。
どうやら今度は三人で雑巾がけ大会をするらしい。
叢雲『何やってんだか』
しかし掃除というのは上手くいった。
何も今回のは本当に掃除がしたかったからという訳じゃない。
鎮守府内では基本的に身の回りの事も全て自分たちでやらなければならない。その為炊事洗濯掃除に至るまで全てがシフト制になっている。
ウチはまだ117しか艦娘がいないが、それでも出撃遠征船団護衛等々がどれだけ重なっても半数弱は鎮守府にいる事になるのだ。何だかんだで生活は回っている。
そのシフトにあそこの、長屋の掃除を加えて少しずつ緋色と皆を会わせていこうという魂胆だ。
叢雲『となるとシフトを少し変えなきゃね』
頭のどこかでシフトを組み替えつつ執務室の扉を開ける。
提督「おかえり」
吹雪『あ、おかえり〜』
叢雲『あら、てっきりまだ工廠の方かと思っていたわ。それに吹雪も、どうしてここに?』
提督「有難いことに存外早く終わってね」
そう言って机の上のPCと睨めっこを再開する。
吹雪『私はちょっと報告にね。もしかしてお邪魔だったかなあ』ニヤニヤ
叢雲『…』イラッ
吹雪『叢雲はさ、機嫌悪い時の自分の顔を一度鏡で見た方がいいと思うんですお姉ちゃんは』
叢雲『アンタも一度私をおちょくってる時のニヤケ顔を確認してみた方がいいわよ』
提督「仕事中に戯れないで。そっちはどうだった?」
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