9:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:27:38.26 ID:0VcE1PMv0
腹下「は…………?」
クソ上司「まだ分からないかね。いや、私も……『俺』も分からなかったがな。」
腹下「その声は……!?」
クソ上司は最高に気色悪い笑みを浮かべると自分の顔をゆっくりと剥いでいく。
常人より一回り大きかった頭の下から、僕のよく見知った顔が出てきた。
10:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:28:22.88 ID:0VcE1PMv0
腹下「は、腹中…先輩…!?」
腹中?「なんて顔してんだ。よろこぶところだぞ?昇進が決まり、消えたはずの先輩に再開したんだから……な?」
確かに先輩にもう一度会いたいとは思っていた。しかし、今目の前にいる「先輩の顔をしたなにか」を先輩とは到底思えなかった。混乱して思考がまとまらない。
そいつは再び喋り出す。
腹中?「俺にはもう何も残ってない。残りカス、絞りカスってやつだなァ。最後に残った水分も吸われて要らなくなったからポイだ。んで、次は腹下、お前の番だってことだよ。」
11:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:28:57.60 ID:0VcE1PMv0
腹中?「『糞』上司に呼ばれたあの日に、俺は腹中ではなく『糞』になったのさ。ちょうど今のお前と同じような反応をしたなァ。もうちょい冷静だったと思うがな。」
何が面白いのか、ヤツはクックックと笑う。
腹中?「これは代々引き継がれてるシステムでな。止めることも逃れることも出来ん。この部屋に入った時点でお前のウンコ化は始まっている。」
腹下「……え?」
話を聞くのに精いっぱいたったことと、頭が混乱していたことで気づけなかったが、よく見ると足元が床に埋まっていた。違う、床にあるものが這い登ってきている…!?
12:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:30:49.31 ID:0VcE1PMv0
腹下「う、うわあああ!?」
腹中?「はっはっは、狼狽えすぎだ。」
腹下「そんな……そんな……嫌だああああ!!」
腹中?「………」
腹下「うわっ臭い!!嫌だァああああ!!なりたくない!!う、ウンコになんてなりたくないいいいいいいいい!!!!」
13:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:32:01.79 ID:0VcE1PMv0
腹山「あ、『糞』上司さーん。おはようございます。ちょっとお聞きしたいことが……」
糞「おや、腹山さんではないですか。なにか?」
腹山「いえね、最近うちの部署で流れてる噂なんですが……。」
糞「ああ、私の耳にも入ってきていますよ。根も葉もない噂ですが、恐怖も好奇心も人を駆り立てるものです。中には真に受けてしまう人もいるでしょうから、上に立つ者が動じないように伝えてください。」
腹山「承知しました。他にも伝えておきます。」
14:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:33:29.15 ID:0VcE1PMv0
読んでいる時にうんこの香りを1度でも思い起こしてくれれば嬉しいです。
クソSS失礼しましたうんちっち。
15:名無しNIPPER[sage]
2019/10/24(木) 10:46:37.03 ID:fToAKJClO
お前生きてて恥ずかしくないか?
16:名無しNIPPER[sage]
2019/10/25(金) 15:14:36.33 ID:PBSqPD6no
乙
いいウンコSSだった
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