1:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:14:33.39 ID:0VcE1PMv0
クソSSです
暇なときにでもどうぞ〜
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2:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:16:20.13 ID:0VcE1PMv0
腹下「今日付けでこの部署に配属されました、『はらした』です。よろしくお願いします!」
腹中「おう、お前の教育係になった『はらなか』ってんだ。よろしくな。」
僕の新しい生活が始まる。この頃はまだ、夢と希望でいっぱいだった。その先にある「闇」など知る由もなかったのだ。
3:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:19:33.21 ID:0VcE1PMv0
仕事にもだいぶ慣れ、新人の看板を降ろした頃……
腹下「腹中せんぱーい、この後お時間あります?」
腹中「んなもんねーよ。お呼ばれされたクソ上司にお伺いたてて、左右の二の腕のコスパ報告書見たあとに、ふくらはぎの方見にいかなきゃなんねーからな。」
腹下「いつも通り忙しいですね。でもちょっとマジな話なんですが……。」
腹中「……珍しいな、言ってみろ。」
4:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:21:19.75 ID:0VcE1PMv0
腹中「………」
腹下「やっぱり噂通り……」
腹中「あほくせーなぁ。」
腹下「ええっ!?」
腹中「あれだろ?最年長者から順に『消えていく』って話だろ?腹上先輩は旅行がどうとか聞いたぞ?」
5:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:23:33.71 ID:0VcE1PMv0
どう考えても不自然なのだが、どれだけ調べても先輩の足取りを掴めない。あの噂が流れ始めてからこの部署も人数がかなり減った。まるで空いた穴を埋めるかのように新人が入ってくる。僕も今や教える側だ。あまり考えないようにしよう。新人に辞められては困る。そうは思うものの気は晴れない。
そんなある日、僕はクソ上司に呼び出された…
6:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:24:45.38 ID:0VcE1PMv0
腹下「この忙しい時期になんだろう……。」
僕はクソ上司に呼ばれ、彼の部屋へと向かっていた。忙しいことくらいは分かると思うのだが……。あの人が何を考えているのかどうも分からない。ゴマすりが通用する相手でもないので淡白な関係だが、上司には変わらない。呼ばれたなら行くしかないわけで。
コンコンコン
腹下「失礼します。腹下です。」
部屋に入ると同時に異臭が鼻をついた。
7:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:25:46.69 ID:0VcE1PMv0
腹下「……?」
腐乱臭でもなくツーンと来るような感じでもない、なんというか"生ぬるい"異臭が立ち込めている。そんな部屋の真ん中でデスクワークでもしていたのか、パソコンから顔を上げたクソ上司が不気味に笑いかけてきた。
クソ上司「やあ腹下君、そこに座りたまえ」
少し警戒心が出てきたがとりあえずソファに腰掛ける。
腹下「今日はどういったご要件でしょうか。」
8:名無しNIPPER
2019/10/24(木) 09:27:02.19 ID:0VcE1PMv0
腹下「……。」
クソ上司「んん?あまり嬉しくなさそうに見えるね。どうかしたのかい?」
表情は相変わらず読めず、本当か嘘かも分からないが、それだけではないことだけは、気味の悪い笑顔から何となく伝わってきた。
腹下「それだけでしたら業務も忙しいので、ここで。」
さっさと戻ろうとするが。
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