【アイマス】真「目を閉じて見るハッピーエンド」
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52:名無しNIPPER[saga]
2019/10/25(金) 20:59:16.53 ID:9QDdaMIOO
雪歩に興味を持ってから数ヶ月後、ボクたちはプロデューサーにアイドルデュオとして活動すると告げられた。
何故この二人なのかとプロデューサーに尋ねてみると、「二人に似た雰囲気を感じたからだ」という答えが返ってきた。
ボク達が似ている?
女の子らしさを体現したような雪歩と、よくボーイッシュだと言われるボクが?
このプロデューサー、仕事は出来るみたいだけどたまに変な発言をするんだよね……
だけどこの状況は好都合だ。
格好の口実を得たボクは雪歩を食事やショッピングに誘い心の距離を縮めようと努めた。
しかし、やはりと言うべきか、雪歩は一筋縄ではいかない。
たしかに以前と比べれば仲は深まったと言えなくもないけれど、それは雪歩の想定する範囲での仲の良さでしかない。
〈同じ事務所のアイドル〉から〈同じユニットの片割れ〉になった、だからその分だけ表面上の親密度を上げた、雪歩にとってはただそれだけの話なんだ。
押したら押した分だけ引き、逆にこちらが引けば関係が悪くなり過ぎないように元に戻そうとするきらいが雪歩にはある。
同じユニットになって仲良くなろうとしても、黒い仮面は相変わらず一瞬たりとも消えなかった。
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