【アイマス】真「目を閉じて見るハッピーエンド」
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14:名無しNIPPER[saga]
2019/10/23(水) 22:54:46.98 ID:TL91zfWYO
「真ちゃん、『好き』って言ってほしい……」
自分の言葉に自分で恥ずかしくなって、私は真ちゃんの首元に顔を埋めてしまう。
15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/23(水) 22:59:32.48 ID:TL91zfWYO
キリがいいので今日はここまでで終わります。
もし読んでくれてる人がいたら意味がわからないところで終わってて申し訳ない。
明日の夜に続きを書きます。
16:名無しNIPPER[sage]
2019/10/24(木) 03:22:08.15 ID:TxTvNBCU0
支援
17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/24(木) 21:01:28.04 ID:w1xTLu/tO
読んでくれてる人がいて良かった。
続き投稿します。
18:名無しNIPPER[saga]
2019/10/24(木) 21:04:24.91 ID:w1xTLu/tO
「萩原さん、好きです。付き合ってください」
男の子からの告白は、いつだって私の気分を重くさせた。
19:名無しNIPPER[saga]
2019/10/24(木) 21:06:55.74 ID:w1xTLu/tO
数度目の告白を断った後、私は煩わしさから「萩原雪歩は男性が苦手」だということにした。
これは効果があって、告白される頻度は激減した。
もし告白されたとしても、断る理由がハッキリしているから頭を使わずに済んで楽だった。
20:名無しNIPPER[saga]
2019/10/24(木) 21:08:16.41 ID:w1xTLu/tO
アイドルとしての生活は今までよりも嘘に塗れていた。
恋さえ知らない身で愛を語る歌を数え切れないほど歌った。笑顔を作る機会は何倍にも増えた。
笑顔を作る度、(私は幸せになれない)という想いは強まっていった。
21:名無しNIPPER[saga]
2019/10/24(木) 21:10:36.97 ID:w1xTLu/tO
世界には愛が溢れている。
外に出ればそこかしこにカップルや夫婦が歩いているし、恋愛をテーマにした作品は飽きられもせずに今この瞬間にもどこかで作られている。
22:名無しNIPPER[saga]
2019/10/24(木) 21:13:58.84 ID:w1xTLu/tO
私は別に感情が無いわけじゃない。
両親は好きだ。友達も好き。可愛らしい子猫が好きだし、お茶も好き。ただ、それ以上の段階の「好き」が欠落していた。
23:名無しNIPPER[saga]
2019/10/24(木) 21:15:58.08 ID:w1xTLu/tO
孤独だった。
愛情を知らない私は、周りにそれを悟られないために必死で生きてきた。おかげで笑顔だけは上手くなった。
24:名無しNIPPER[saga]
2019/10/24(木) 21:18:55.31 ID:w1xTLu/tO
そんな私にとって、真ちゃんの「ボクも雪歩と“同じ”だよ」という告白は正に青天の霹靂だった。見知らぬ惑星で同じ人間を見つけたように。
〈まさか、そんなのあり得ない。
明るくて元気が良くて、男の人からも女の人からも愛される真ちゃんが私なんかと“同じ”なわけない……〉
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