サイタマ「お前って普段、パンツ穿いてないのか?」タツマキ「おやすみ」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/20(日) 21:13:59.55 ID:01arW23NO
「マント、随分汚れちゃったわね」
「ああ、帰ったら洗濯しないとな」
「だったら、私が洗ってあげるわ」

というわけで、彼のマントを洗ってあげた。
自宅に戻り、私のワンピースも随分汚れていたのでついでに洗濯機に放り込み、ひと息つく。

「アンタ、ビール飲む?」
「おお、悪いな」

洗濯が終わるまで手持ち無沙汰だったので。
冷蔵庫からビールを取り出して、手渡す。
リビングのソファに彼と横並びに座り。
プシュッと、同時にプルタブを開けた。

「んぐ、んぐ、んぐ……ぷはぁっ」

カラカラに渇いた喉にビールが染みた。
爆風の中を生還した今日は一段と美味い。
ぐびぐび飲んでいたら、彼の視線を感じて。

「なによ」
「ガキの癖に良い飲みっぷりだと思ってな」
「私はこれでも28歳よ」

それがきっかけで、話が弾んだ。
彼が25歳で、年下だということ。
ヒーローを目指したのが3年前だということ。
諦めずに努力を続けて、力を手に入れたこと。

「そして、俺はハゲていたってわけだ」
「なにそれ。全然意味がわからないわ」
「俺だって意味わかんねえよ」

全然意味がわからないけれど、面白かった。
ケラケラ笑うと彼は不貞腐れてしまったので、仕方なくもう1本ビールを取り出し、ご馳走した。


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