タツマキ「サイタマ、抱っこして」サイタマ「ん? ああ、いいぞ」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/10/14(月) 23:58:15.16 ID:XuhOLFIKO
「リベンジするつもり?」
恐る恐る、姉の真意を問いただす。
すると姉であるS級ヒーロー、タツマキは。
キョトンと首を傾げて、ポカンと口を開いた。
「はあ? そんなのに興味ないわ」
心底意味がわからないといった表情。
返答次第によっては戦闘も覚悟していた。
ひとまず、難関を乗り越えてほっと安堵する。
「じゃあ、どうして彼に会いたいの?」
「またぎゅってして欲しくて」
「は?」
姉は今、なんと言った?
理解が追いつかない。
あの姉が、S級ヒーローであるタツマキが。
よりによって、あんなハゲに抱かれたいなど。
「どうしたの、フブキ?」
「えっ? 今、ちょっと幻聴が聞こえて」
そうだ、今のはきっと幻聴だ。
もしかしたら姉の新たな能力かも知れない。
化物じみた姉ならば、なんら不思議ではない。
やはり、油断ならぬ存在だと気を引き締めて。
「実はあの日、あの男に抱きしめられた感覚が忘れられなくて最近寝つきが悪いのよ」
「そんな馬鹿な!?」
二度に渡る幻聴に頭を抱えた。
いや、姉の口の動きもシンクロしていた。
幻聴のみならず、幻覚まで操るとは。
我が姉ながら、まさに『戦慄』である。
「ねえ、フブキ。お姉ちゃんが頼んでるんだけど、もしかしてあんた、私の邪魔すんの?」
ぶわりと、身の毛がよだった。
髪のないサイタマには味わえない感覚。
姉の周囲の物体が浮遊していく。
絶望的なまでの力量差に、死を覚悟する。
姉はお冠だ。
クルクルの髪がさらにぎゅるぎゅる巻かれ。
じっと見ていると、目が回りそうだった。
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