そのスープを飲み干して
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4:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 03:31:47.76 ID:ljhJ1EQK0
「もし」

その声が真後ろから聞こえて、掴んでいた薬草の採取の任務(クエスト)の紙を落としてしまう。後ろを振り向くと、見たことがないのに見たような気がする、皮鎧と剣を持った少女がいる。身体的に特徴的な部分がないので、普通の人間に見える。

どうしたのかと聞いてから、落とした紙を拾う。少女はそれに指差した。

「良ければ、その任務(クエスト)を一緒に請け負わせてもらえませんか?」

少女の名前はリーテ、自分と同じように適正検査――さっき言った職業訓練のようなもの――が終わり、ギルドのメンバーとして活動を始めたばかりの新人とのことだった。自分も素直に新人であることを伝えると、すごくホッとしたような表情をしたのが、印象的に映える。

「あと、不躾ですが魔法は使えますか?」

自分が使える魔法のスキルを確認する。


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