そのスープを飲み干して
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28: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2020/01/13(月) 21:16:43.66 ID:zGBBg+3o0
「ヘカルテさんですか。新しく赴任された教官の方ですよね。受付の方が話していたのを聞きました」

彼女からヘカルテのことをもう少しだけ詳細を聞くことができた。古くから続く魔法使いの家系の出身で、その力は相当なものがある。ただ、あまり性格はよろしくない。というところは、すでに実体験しているナシノの方がよく知っていて、ギルド協会自体はそのせいで評判自体はよろしくはないのも、理解できた。

実力を持っているのは間違いなく、ある程度のわがままが通せるのは家系だけではなく、その実力も評価されているかららしい、とのことだった。

ナシノから彼女の話を振ったということもあり、当然リーテは何かあったのか聞いてきた。今日の一日について話すと、驚ろかれる。

「え、ナシノさん。ナシノさんが使える火の属性って、そこまで凄いんですか?」

「わからない。それならすごく助かるんだけど…」

今日は教えられたというより、見られただけ。実践的なことも何も一つない。わかるのは、自分の魔法に特異性を見出されたということだけだ。


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