そのスープを飲み干して
1- 20
11:名無しNIPPER[saga]
2019/10/15(火) 04:35:49.81 ID:wwRaJCMq0
しばらくその状態が続いて、ふうとリーテが息を吐く。幾らか取れた薬草を、腰につけた小さなポシェットのようなものにいれて立ち上がる。

「このあたりはもうないようです、他を探しましょう」

希望されている量には満たず、他を探さなければいけない。わかったといって頷き、薬草を探し始めたリーテの後ろを着いていく。

「記憶がないと仰られてましたけど、どれぐらい覚えていらっしゃらないんですか?」

しばらく、薬草をとっては移動を繰り返して、小休憩をとることになった時、彼女はその質問をしてきた。少しだけどこまで言えばいいか言葉に詰まる。前世(まえ)の記憶があるというのは、多分この世界でも妙な話だろうからだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
33Res/21.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice