キョン「へそを、舐めさせて欲しい」長門「……へそ?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/10(木) 22:51:31.35 ID:oEeyvj9ZO
そして現在。時刻は午後7時を回った頃合い。

「やれやれ、口で呼び出せばいいものを……」

俺は長門のマンションに呼び出されていた。
例によって例の如く、本に栞が挟まっていて、そこにはこの時間に家に来いと記されていた。

「……入って」
「邪魔するぞ」

部屋の扉が開いて、招き入れられる。
相変わらず生活感のない寒々しい部屋だ。
そろそろ寒い季節が来るので、暖かく模様替えでもすればいいのにと、漠然と考えていたら。

いきなり、後ろから長門に抱きしめられた。

「な、長門……?」
「……気にしないで」

いやいや。いやいやいやいや!
この期に及んで気にするなだと?
そんなことは土台無理な話であり、不可能だ。
一応、設定上は健全な男子高校生なんだぞ。

つまり、枯れ果てたように見える俺だって、今日みたいに朝比奈さんの身体測定などという胸踊るイベントがあれば、ムラムラするわけで。

「……あなたが欲求不満なのは理解している」
「何を、言ってるんだ……?」
「……だから私が、あなたに満足感を与える」

さて、いよいよわけがわからなくなった。
どうやら長門は俺のムラムラを察したらしい。
そしてそんな俺の欲求を満足させたいようだ。
なるほどな。言いたいことはわかった。だが。

すまん、さっぱり意味が理解出来ない。

「……私も、少しは育っている」

何が、とは聞くまい。身体測定のことだ。

「……それを、あなたに知って欲しかった」

そんな健気なことを口にする長門に思わずグッときてしまった俺を一体誰が責められようか。


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