キョン「へそを、舐めさせて欲しい」長門「……へそ?」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/10(木) 23:11:33.13 ID:oEeyvj9ZO
「それじゃあ、せいぜい頑張ってね」
「待てよ、朝倉」

自分の言いたいことだけを言って立ち去ろうとする朝倉を呼び止めた。すると、首を傾げて。

「どうかした?」
「あれから、俺もいろいろと考えた」
「なんのこと?」
「お前の暴走についてだ」

相変わらず、視線は前方に固定したまま。
頑なに横を向かない俺に朝倉は苦笑して。
静かに隣に腰を下ろして、話の続きを促した。

「聞いてあげる」
「お前は長門のバックアップだと言ったな?」
「ええ、そうよ」
「今から思えば、たしかにあの時、お前の行動は長門に対して最高の支援だったと言える」
「自分の身が危険に晒されたのに?」

そうとも。身の危険を感じたからこそ、だ。
あの日、放課後の教室で朝倉に襲撃された俺を長門は文字通り身を呈して庇い、守り抜いた。
だからこそ俺は、長門に恩を感じて、信じた。
前以て聞かされていた荒唐無稽な話を信じた。

疑り深く、捻くれ者の俺が、いとも簡単にな。


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