10:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:12:35.92 ID:pLwUdLuz0
P「つまりジュリアは、それを超える景色を育と一緒に見られるとは思えないってことだな」
ジュリア「認めたくないけど……そういうことになる。桃子と見た景色を超えるモノを育と一緒に打ち出せるイメージが、どうしても抱けないんだ」
P「なるほど。ジュリアの言いたいことはよくわかったよ」
P「どうしてそう思うのか。それはきっとジュリアが育の持つ可能性を見つけられてないからだ」
ジュリア「可能性……」
P「俺だってまだとても全部は見つけてあげられてないさ。だから俺がそうであるように、ジュリアにも育の可能性を見つける作業が必要なんだと思う」
ジュリア「見つけるための作業か……育とじっくり過ごす時間でも取れれば、あたしにも見つけられるんだろうか」
P「そうだな。二人で合宿してみるなんてどうだ? ひょっとしたら、俺も知らない、ジュリアにしか見つけてあげられない可能性に気づけるかもしれないぞ」
P「育の親御さんなら、事情を話して頼み込めば一泊くらいさせてもらえるだろう。だからあとはジュリア次第だ。どうだろう?」
ジュリア「……ああ。やらせてくれ。このままじゃ自分に納得できないし、何より育に会わせる顔がないからな」
P「よし。そうと決まれば早速明日交渉してみるよ」
その後、ジュリアの中谷家へのお泊まりはすんなり決まった。育も大喜びで、当日までの日々を待ち遠しく過ごしていた。
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