少年「アヤカシノート」
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96: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/15(火) 01:15:06.34 ID:AthaJ31d0

少年「……」ジッ

少年(僕の持っていたやつにそっくりだ)

少年(…思えば、このノートがきっかけで少女さんと話すようになったんだよな…)

少年「……」

猫又娘「……」

猫又娘(少しはマシな顔付きになったね)クスリ

猫又娘「大丈夫。きっと現実じゃない。少女さんが生きてるのが何よりの証拠さ。あの子に酷いことをした少年君は存在しないんよ」

少年「……そう、だよな……」

少年「はは…それか本当に、トドノツマリ様のおかげだったり…」

猫又娘「……え?」

少年「ちょっとあやふやだけどあの後、彼女を生き返らせてくれって願った記憶があるんだ」

猫又娘(……)

少年「けど普通そんなのに頼らないで警察とか救急車とか呼ぶよな。おかしな行動取るっていうのは夢じゃありがちなことだし…」

猫又娘「……そうそう!考えれば考えるほど変なことだらけなら、悩むだけ無駄ってことよ!」

少年「ありがとう。……元気付けてくれて」

猫又娘「お礼を言うのはまだ早いですな」ニヒ

猫又娘「ではでは、私はもう行くね!くれぐれも明日のこと忘れないよーに!」



スタタタッ



少年「あっ、待っ…」

少年「は、速い」

少年(………)

少年「……少女さん」





少年(やっぱり僕は、きみと友達でいたい……)







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