少年「アヤカシノート」
1- 20
86: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/15(火) 00:55:29.25 ID:AthaJ31d0
ーーー翌週月曜日 学校ーーー

教師「全員お待ちかね、基礎学力テストの採点が終わってるから、順番に返却していくぞー」

「誰も待ってないです!」

「ずっと返さなくていいのに…」

教師「これくらいでブーたれるなよ?入試はこういう基礎に加えて標準問題、応用問題もあるんだからな」

「うぇー……」



.........







ーーーーーーー

「ねー二つ編みさん職員室に呼ばれてるって本当?」

「なんかテストの点めちゃくちゃ低かったみたいよ?」

エー ウソー



少年「……」ペラ..ペラ..

少年(うん。我ながら悪くない出来かも)

少年(特にこの科目、もっと悪いと思ってたのに)

少年(……少女さんとの特訓のおかげなんだろうな)



ーーーーー

包帯少女「──この時間、嫌いじゃなかった…」ボソッ

ーーーーー



少年(………)

少年(少女さんはどうだったんだろう。テスト中も相当、机に突っ伏してたけど…)

包帯少女「」スー..スー..

少年「……」

少年(……こんなに近くに居るのに、なんでだろう)

少年(すごく遠く感じる…)

少年「………」

少年(ノートも無い)

少年(少女さんもいない)

少年(今の僕には、何も無い)

少年(……)

少年(いや、元に戻っただけ…か)

少年(少女さんと知り合う前、ノートに逃避する前の自分に)



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
409Res/508.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice