359: ◆7jwTcAQqF.Dj[saga]
2020/02/18(火) 22:24:39.15 ID:Yxrt9fKO0
少年「は…は……」タッタッ
猫又娘(少年君はきっとこのことを知らない……この子が少年君の支えになってるのは間違いないだろうけど)
猫又娘(じゃあそれが失くなってしまったら…?)
少年「――見て!」
猫又娘「!」
少年「向こう、神社の方向だよな!?」
(小山ほどの巨大な黒塊)
猫又娘「ひゃあ…」
少年「なんだよあれ…まさか神社ごと消されたのか…?」
包帯少女「ううん、よく見て。あれの後ろに神社の山がある」
少年「ってことはあそこを通らないといけないってことか…」
少年「迂回して裏からまわった方がいいかもな」
猫又娘「!…そうも言ってられないみたい」
バサバサ シュルルル
カツカツカツ ズズ..ズ..
包帯少女「…囲まれた」
猫又娘「案の定奴らの罠だったわけだね…分かってたとは言え、この量は骨が折れるなぁ」ウヘェ...
包帯少女「けど、進むしかない」
猫又娘「当然!」
「フシュルルル...」
少年「っ…」ゴクリ
少年「ぼ、僕は何をすればいい?僕も出来るならこいつらと戦いたい…!」
猫又娘「それはちとリスキー過ぎんね」
包帯少女「少年君は、ぼくたちの無事を願っててくれないかな」
少年「それって…僕はまた何も出来ずに…」
包帯少女「そうじゃないよ。きみの力が必要になる場面は絶対にやってくる。それまできみが無事でいてくれることが何より大事なの」
包帯少女「きみはぼくが守る。だからぼくたちが無事でいることを、願っていてほしい」
少年「……分かった」
猫又娘「少女さん、くるよ!」
包帯少女「……」グッ(バットを構える)
サッ!
ポン、ポン
グシャッ
.........
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