少年「アヤカシノート」
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229: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/12/22(日) 04:43:50.56 ID:hGyrOzpP0

派手娘「──あ゙ー!分かったわよ、聞いてやるから離しなさい!」

猫又娘「!ほんと!」

派手娘「本当本当」

パッ

派手娘「髪が崩れるわ、まったく…」

猫又娘(…よし、最初にして最大の関門は突破)

猫又娘(後は事情の共有だけ)

猫又娘「…それじゃ、単刀直入に言うね」

猫又娘「あなたの力を貸して欲しい」

派手娘「……」

猫又娘「この町に起きてる異変…派手娘さんも気が付いてるよね?」

猫又娘「化け物たち──妖禍子が闊歩したり、同じクラスの子が消えたり…」

猫又娘「今、私と少年君と少女さんの三人でこの事件を解決する手立てを探してる。そしてあと一歩のところまで来たんよ」

猫又娘「あとは時間との勝負…」

猫又娘「…派手娘さん、妖禍子に触れてもなんともないんね。さっき踏み潰してたの、見えたから」

猫又娘「その力を見込んでお願い!手を貸して!あなたがいれば比喩抜きで百人力なの!」

猫又娘「派手娘さんだってこんなおかしな世のままにしておきたくないでしょ?」

派手娘「………」

猫又娘「ね?」

派手娘(……)

派手娘「はい、聞いてあげた」

派手娘「用は済んだ?じゃ、回れ右してさよなら」

猫又娘「……へ?」

派手娘「無駄に疲れさせることしないで欲しいわ…ったく」

猫又娘「………」

猫又娘(〜〜!)

猫又娘「な、なな…!」

猫又娘「なんなんそれ!?」

猫又娘「ひとがせっかく真面目に話してるのになんなのその態度!」ガシッ

派手娘「だからひっついてくんなって──」

猫又娘「ははーん、さては怖いんだね?お化けとかそういうの。」

猫又娘「プクク、見かけに寄らずかわいいとこあるんね」

派手娘「フンッ、やっすい挑発。いつの時代の漫画よ」

派手娘「さっきから精一杯強がっちゃって、かわいいのはどっちかしらね?」クスッ

猫又娘「ぬぬぬ…!」



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