少年「アヤカシノート」
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228: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/12/22(日) 04:41:49.84 ID:hGyrOzpP0
ーーー昼休みーーー

「イケメン君大丈夫なの?」

イケメン「平気平気。怪我とかしたわけじゃないから」

「ほんと、怖いよね…派手娘さん。人の親切を暴力で返すなんて」

イケメン「そう言わないであげてよ。彼女には彼女なりの理由があるんだよきっと」



派手娘「……」モヤモヤ

派手娘(理由なんかないっつーの!)

派手娘(んもー…調子狂う…)

派手娘(んな絵に描いたような善人…)

派手娘(いるわけないじゃん)

派手娘(どうせこの世はみんな天邪鬼。心の中で何考えてるかなんてそいつにしか分かりゃしないのよ)

派手娘「……もう一人いたわね」

派手娘(このクラスのお調子者)

派手娘(張りぼてみたいな笑みをひっさげてるあのバカが──)



猫又娘「派ー手ー娘さん♪」



派手娘「うわ」

猫又娘「うわって何…!そんなに私のこと嫌いなの!」

派手娘「…あんた、あたしの神経逆撫するのだけは上手よね」

猫又娘「理不尽だ…まだ何もしてないのに!今日という今日は私に対するその扱い、断固抗議するよ!」プンプン

派手娘(う、鬱陶しい…)

派手娘「はいはいしょうもない抗議なら一人でやってな。何の用?」

猫又娘「……スー…ハー…」

猫又娘「派手娘さん、折り入ってお願いが──」

派手娘「嫌よ帰ってさようなら」

猫又娘「ありま、す…」

猫又娘「……」

派手娘「……」

猫又娘「派手娘さん、折り入ってお願いがあります」

派手娘「なかったことにするんじゃないわよ」

猫又娘「そんなこと言わずにぃ〜!話くらい聞いてちょうだいよー!」バッ

派手娘「ちょっ、なんでまとわり付いてくんの!暑苦しいっての…!」

猫又娘「へへっ!派手娘さんが大人しく言うことを聞いてくれるまで離れませんよぉ!」ギュー

派手娘「ウッザ!この上なくウザい!離れないと逆さ吊りにするわよ!」

猫又娘「やれるものならどーぞ♪本気出した私を捕まえられるかな?」

猫又娘(これぞ私の考え出した戦略!)

猫又娘(名付けて……勢いのままなんとかいっちゃおう作戦!)

猫又娘(押せ押せ私!このままじゃじゃ馬さんを丸め込むんだ!)



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