191: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/11/08(金) 00:27:28.94 ID:uBwrWeJb0
猫又娘「…なーんて。それは私の役目ですから、叶えてくれる必要はありません」
猫又娘「ただ、この町に蔓延るお化けたちはみんなから笑顔を奪っていくんです」チラッ
包帯少女(…ぼく?)
猫又娘「だから!ちょっとでいいんです、力を貸してもらえませんか!」
包帯少女「………」
猫又娘「………」
包帯少女「…まあ、ね」
猫又娘「恥ずかしがり屋さんなんだねきっと」
包帯少女「なんで耳と尻尾出したの?」
猫又娘「こうした方が声届くかなーって。トドノツマリ様も同じ妖禍子だからさ」
包帯少女「てっきり魔法でも使うのかと思ったよ」
猫又娘「お社にイタズラでもしたら出て来てくれるかもね」ニシシ
猫又娘「ま、切り替えていきましょー!押してダメならもっと押すだけ」
猫又娘「山の隅から隅まで徹底的に探し回ってやろうじゃないの!」
包帯少女「…それしかないね」
包帯少女(結局ぼくたちが出来ることと言ったらそのくらいしかない…)
...ズキッ
包帯少女(っ……もうあんまり時間がないのに)
猫又娘「──少女さん、後ろ!」
包帯少女「!」クルッ
目玉蛇「シュー…」ニョロニョロ
包帯少女(蛇……?ううん、体中に目が付いてる蛇なんて…)
包帯少女「………妖禍子」
猫又娘「まだ昼間なのに…!?」
猫又娘「とりあえずっ」タッタッ
ポンッ
蛙「ゲコッ」
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