少年「アヤカシノート」
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190: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/11/08(金) 00:24:56.04 ID:uBwrWeJb0

包帯少女(……あれ……?)

包帯少女「……」ソーッ

猫又娘「!開けない方が──」

包帯少女「違う、これ」



(裂けた1枚の紙札)



包帯少女「これだけ破れてる」

猫又娘「……ほんとだ」

包帯少女(乱暴に千切られたような跡。破けてるのはこの一枚だけ…)

包帯少女(誰かが破った?それとも──内側から破かれた?)

猫又娘「いつこうなったんだろ。もし最近なんだとしたら…」

包帯少女「………」

包帯少女「……トドノツマリ様」

包帯少女「トドノツマリ様が本当に居るなら、ここで起きたことも町に起きてる異常も何なのか知ってるはず」

包帯少女「神社に誰かの気配を感じるって言ってたよね。それは今もあるの?」

猫又娘「うん、でも…」

猫又娘「何処からするのか分からない」

猫又娘「この山に居るのは間違いないのに、気配自体はそこら中に四散してるんよ」

包帯少女「……山の中探すしかないってこと?」

猫又娘「そうなる……かも」

猫又娘「いっそ願い事すれば出て来てくれないかなぁ」

包帯少女「それで会えたら苦労はしないけど…」

猫又娘「よーし!」

ポンッ

猫又娘「……」ネコミミ&シッポ

猫又娘「──みんなが楽しく笑える世の中に!」

猫又娘「…してくれませんか?」



ーーーーー

少年「──誰にも関わらず、誰にも干渉されない、そんな日々を下さい」

ーーーーー



包帯少女(……)

猫又娘「………」



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