少年「アヤカシノート」
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173: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/28(月) 03:00:57.56 ID:OOuoymdI0
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少年「──どう、見える?」テクテク

猫又娘「…うーん、まだどこにも見えないかなー」テクテク

少年「おかしいな…昨日はもうこの辺りで後ろにいたんだけど」

猫又娘「誰かといるときはストーキングしないとか?」

少年「どうかな…」

猫又娘「…けど、後をつける以外何もされてないんだよね」

少年「うん、まあ」

猫又娘「その時に訊いちゃえばよかったのに。なんで付け回すのって」

少年「……実際されてごらんよ。結構怖いんだ」

猫又娘「えー?私ならズバッと尋ねちゃうよ?」

少年「みんなが猫又娘さんみたいなわけじゃないから」

少年(……)

少年「……少女さんのこと、なんだけどさ」

少年「最近よく猫又娘さんといるだろ?…その、僕のこと、何か話してなかった?」

猫又娘「少年君の?」

猫又娘(あの子といる時は異変の話しかしないからなぁ)

猫又娘「特にしてないよ」

少年「そっか…」

猫又娘「どしたの?もしや少女さんのこと気になってたりー?」

少年「………」

猫又娘「え……ほんとに?」

猫又娘「つ、ついにお二人さんが──!」

少年「そう決まったわけじゃ…!前にも言ったけど、自分でもまだよく分かってないんだよ」

少年「少女さんが気になるのはその通りでさ。でもそれが友達として気にかかるだけなのか…好きとしての気になるなのかは、全然」

少年「あの包帯だって、いつまで着けてるのか気がかりだし…」

猫又娘(包帯…)

猫又娘(……あの子の包帯からはずっと、私たちと同じ妖禍子(アヤカシ)の気配がしてる)

猫又娘(……それってもしかして……)



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